大学の怖さ

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どうも、休学生です。

 

突然ですが、皆さんが壁にぶち当たったのはいつですか…?

 

僕は、大学4年生の頃にぶち当たりました。今考えると、遅くすぎるし、それまでずっと何にもなく過ごしてきたと思うと、ゾっとします。

 

小学生の頃の僕は、自分で言うのもなんですが、足も速いし、サッカーもしてたし、そこそこ勉強もできていたし、当時の同級生に聞くと、モテてたみたいです。

 

そして中学生の頃は、サッカー部のキャプテンも務め、生徒会のメンバーでもありました。成績も上位だったので、特に壁にはぶち当たっていません。

 

高校生の頃の僕は、中学校に続いてサッカー部のキャプテンを務め、体育祭の応援団長をするなど、成績もそこそこ良かったので、まぁまぁ輝かしい実績を残したのではないかと思っています。(笑)

 

大学に入ると、自分が思っていた勉強とは、かけ離れた難易度の連続で、それまでの自分の努力などが無駄に感じることもありましたが、大学のいけないところは、そういう人間がゴロゴロいることです。

 

本来、自分の能力や、努力が足りないはずなのに、同じような境遇の人を見つけるとこう考えます。

 

「あいつもできないんだから、俺もできなくてもしょうがない。」

「そもそも、大学の勉強なんて社会に出てから役に立たないんだから、やってもしょうがない。本気になるのは馬鹿らしい。」

 

そんなことをずっと考えていました。

 

過去の自分に一つアドバイスをするとしたら、

 

「そんなこと思ってるなら大学なんてやめちまえ。自分以外の誰かのせいにして、逃げるのはやめろ。決断もせずに愚痴ばっかり言うのはかっこ悪い。そこまで言うなら大学を辞めればいい。」

 

と、まぁ当時の僕が聞いたら、発狂しそうな言葉です。

 

話を戻すと、大学で壁にぶち当たっているはずなのに、同じような境遇の仲間を見つけて、安心感を得て、怠けていたんですよね。

 

そんなくだらない大学生が4年生になった時、ふと考えます。

 

「院に行くのは嫌だから、就職しよう。」

 

こんな考えで、就職活動をはじめました。

 

この頃から、将来のことややりたいことについて考えるようになり、次第に起業などにも興味が湧いてきます。

 

しかし、実際に起業した方にお話をお伺いした時、これはよく言われることですが、「起業は手段であって、目的ではない。」と言われました。

 

その時、考えたのは、「あぁ、僕は起業が目的になっていたな」と。

 

そこから色々と考え直し、無事東京の企業さんに内定をいただいていたのですが、こんなことをふと思いました。

 

「こんなクソみたいな大学生が世の中に出たところで、社会には何も還元できない。むしろマイナスだ。親のために就職なんて言うけれど、何もできない自分が就職することで、就職先に迷惑をかける、就職先に迷惑をかけることで、社会に迷惑がかかる。社会に迷惑がかかることで、ひいては自分の親に迷惑をかけることになるのではないか。」

 

そんなことを考えるようになりました。

 

ただ、大学って本当に怖いんですよね。

大学と言いますか、社会と言いますか。

 

こんなこと考えてるのって、マイノリティで、一般的な学生からしたら意識高い(笑)なんですよね。

 

だから、一度こういうことを考えても、「あれ、みんなと違う考えなのかな。みんなに合わせておこう。みんな一緒だから大丈夫。」なんていう変な連帯感を持ちがちです。

 

だから、せっかく一歩を踏み出そうとしても、そこで諦めてしまう。

 

すごく勿体無いなと思ってしまうんです。

 

僕は休学して、一大学のコミュニティから外れて、多くのことに気付きました。

 

「社会には色んな人がいる。自分のことをよく思わない人もいれば、嫌いな人もいる。ただ、ただただ本気で向き合っていれば、それに応えてくれる大人もいる。」

 

大学外のコミュニティに出て、初めて気付きました。

 

もちろん、大学内のコミュニティを否定する訳ではありませんが、一つのコミュニティに所属し続けることは、ものすごく怖いことだと思います。

 

価値観の多様性がなくなり、考えることを放棄してしまうこともありえます。

 

これは、とても怖いことだと僕は思っています。ある種の洗脳に近いのではないでしょうか。

 

だから、今、友達との付き合いなどで悩んでいる大学生に言いたいのは、

 

「学外のコミュニティに触れてみよう。」

 

ということです。

 

本当に、世界が変わります。

 

少なくとも、僕はそうでした。

 

自分の価値観や考えをしっかりともつためにも、勇気をだして飛び出してみましょう。

 

きっと、感動するような素晴らしい世界が待っています。